金の買取価格は、金の純度と比重によって決定され、他の金属が混ざっていない24Kの純金が最も高値です。
金であれば、どんな品物でも高値で買取ってもらえるという訳ではありません。
金の買取価格を左右する重要なポイントとなっているのが、純度と重さで、鑑定士はこの2点を詳細にチェックをして、最終的な買取価格を出しているのです。
前者の純度は、金製品に刻まれている数字によって知ることができます。
金100%の純金を表しているのが「24K」の刻印です。
24Kの純金には、銀や銅といった他の金属が混ざっていませんから、最も高値がつくことになります。
しかし、金は柔らかい素材であることから、24Kのままでは、指輪、ネックレス、ピアスといったアクセサリー類に使用するには、硬度が十分ではありません。
また、加工するのも難しく、繊細なデザインのアクセサリーに仕上げることができません。
従って、金を使用しているアクセサリーは、14Kから22Kのものがほとんどとなっています。
また、ホワイトゴールドや、ピンクゴールドといった、カラーゴールドのアクセサリーも、純金ではできませんから、一定の色を出す為に、銅やパラジウムなどが混ざっています。
後者の重さは、金の比重によって、割り出すことができます。
縦横高さが1センチの立方体の純金の重さは、19.32グラムとされており、純度が高ければ高いほど、重くなります。
ですから、24Kと刻印されていても、比重が19.32グラムでない場合、これは純金ではないということになります。
このように、刻印が必ずしも正しいという場合もあることから、買取店では、必ず金の比重も測定されることになります。